悪性リンパ腫
今まで自分でネットや先生に聞いて勉強した事柄です。
もしかしたら先生によって見解の違いもあると思いますし、個人差もあり、すべての人がこれに当てはまるとは限りません。
また、日本には、2005年現在、小児がん(主に白血病・悪性リンパ腫)の研究グループが4つあり、使っている薬は同じでもプロトコルが違う場合があります。
さーが入院している病院の研究グループは、CCLSGといいます。
ただ、勉強のため、私は、別の研究グループや、海外のサイトも見たりしています。
ここで、悪性リンパ腫とはということで書いてしまうと、たぶん、間違いもあると思います。
検索エンジンで、「悪性リンパ腫 子供」という感じで検索するといろいろと医学を知っている人が書かれている情報がありますので、一度検索してみてください。
お勧めサイトはこちらです。
後、同じ病気の方のブログを読んでみたいとか、支援についてなどはこちら
簡単に解説すると
悪性リンパ腫とは、白血病や骨髄腫と同じ血液・リンパのがんになります。
リンパ節などのリンパ組織に腫瘍ができてしまったり、リンパ球ががんになってしまった病気が悪性リンパ腫です。
悪性リンパ腫には初期症状はあまり無いようですが、首や脇の下などのリンパ節が腫れきて、しこりのようになったり、胃や腸に腫瘤ができたりします。
そのままにしておくと転移したりします。
骨髄に転移すると白血病と同じような症状になります。
悪性リンパ腫と診断され、最初にどのステージか検査して診断します。
ステージによって治療方法が変わってきます。
ステージ1からステージ4まであって、ステージ4が重いです。
横隔膜より下に腫瘍があった場合、ステージ3以降になります。
最初おたふくと思い、病院にいきました。
しかし、症状をいうと(風邪症状はなかった)おたふくじゃないなということで、すぐにエコーをとるとリンパが腫れていました。
リンパが腫れている場合で考えられる病気というのはいくつかあります。
そのために、まずは感染を疑って、抗生剤を貰い飲みました。
しかし、一向に腫れが小さくなる傾向もなく、微熱は続きます。
2週間たっても変化がないので、入院することになりました。
咳だけがずっとあったので、結核かもということで、調べたけど、違うことがわかりました。
このとき、BCGの検査や、胃液を取って調べたりかなりかわいそうでした。
胃液は、今でチューブを入れて注射器で吸い取ります。
それを3回しなければなりませんでした。(T_T)
娘はもう号泣です。
CTをとると、リンパ腫大の疑いと書いていたにも関わらず、丁度大学病院の定期健診があったので、紹介状を書いてもらって見てもらったが、今がピークで抗生剤が効いてくるかもということだった。
今となっては、その時に生検しておけばもう少し病気の進みは遅かったもと後悔されるけど、まあ、いまさら遅いので考えてもしょうがないということに。
それと、まあ、沢山の子供がなる病気ではないので、医者もすぐに悪性リンパ腫では?と疑うのは早いと思うのでしょう。
リンパが腫れて病院に来る子供さんも多いようですが、実際、感染というケースとかが多いらしいです。
生検までして、なんでもなかったという場合もあるようなので、生検というリスクをおかしてまでするか?という問題もあるようです。
特に女の子の場合、場所によっては、傷が残るということもありますし。
その後改善されず、さらに大きくなってる様子なので、生検することになった(病院に通ってから1ヵ月後)。
そして、悪性とわかった。それから闘病生活が始まった。
娘の場合は、非ホジキンリンパ芽球型悪性リンパ腫のB細胞型、ステージ4。
始めは顎部分だけが腫れていたが、生検後悪性とわかり、骨髄検査をするとがん細胞がパンパンで骨髄がとれなかった。
ということで、骨髄にも転移がわかった。
だから、急性リンパ性白血病と同じような感じ。
しかし、リンパ腫の方が先ということで病名は、悪性リンパ腫。
プロトコルも悪性リンパ腫のもの。
病名を悪性リンパ腫にするか白血病にするかの判断は、骨髄検査をして、ガン細胞が25%以上だと白血病と診断されるようです。
娘の場合の、ガン細胞の割合は聞いたと思うのですが、忘れました(^^;)
6%だったような気もするのですが、骨髄がパンパンで骨髄検査ができないぐらいだったので、6%だったのかわからない。
プロトコルは、96年に出来たものがよい成績をあげているということで、96年のプロトコルで治療した。
完解導入、強化治療、再完解導入、維持療法とある。
すべて順調にいって、1年4ヶ月。維持療法で外来治療もできるものもあるが、入院してしなければならないものもあり、治療が終わるまで入院で治療した。
親としては、入院しながらすべて治療した方が安心だった。
不安があればすぐに聞いたり診てもらったりできるので。
ただ、白血病の3年とかのプロトコルの場合は、やはり外来治療の方が子供のためだと思う。
点滴類
CPM(エンドキサン:cyclophosphamide)
作用:細胞分裂の過程を阻害。特にDNAに結合して、合成を阻害することにより細胞の増殖を抑制する。
副作用:骨髄抑制(白血球・ヘモグロビン・血小板の減少)、嘔吐、脱毛、口内炎、投与量によっては、2次癌(白血病・骨肉腫・膀胱癌)など
THP-ADR(テラルビシン:pirarubicin)
作用:細胞が分裂していくのを抑える。
副作用:骨髄抑制(白血球・ヘモグロビン・血小板の減少)、嘔吐、脱毛。蓄積して行くと心筋障害(呼吸困難など)がある場合がある。
VCR(オンコビン:vicristine)
作用:細胞分裂の阻害。
副作用:脱毛、便秘、末梢神経の炎症(手足のしびれ)など
LASP(ロイナーゼ:L-asparaginase)
作用:正常な細胞は、L-アスパラギンというアミノ酸を必要としないが、がん細胞にはL-アスパラギンが必要。L-アスパラギンを分解する酵素なので、細胞の増殖を抑える。
副作用:ショック(血圧低下、脈が弱くなる、減免蒼白など)。肝障害、膵炎
MTX(メソトレキセート:methotrexate)
作用:細胞の増殖に必要な、葉酸の働きを抑える。
副作用:口内炎、下痢、骨髄抑制(白血球・ヘモグロビン・血小板の減少)、嘔吐、腎機能障害、肝機能障害、脱毛
その他:骨髄にする場合と普通に点滴から入れる場合がある。骨髄に入れる場合は脳に腫瘍が転移しないための予防。普通の点滴は24時間。維持療法になると6時間。かなりきつい治療。そして毒素も強いため水分の点滴量も多く、夜でも1時間や2時間置きにトイレに行くことになり眠れない。
AraC(キロサイド:cytocine arabinocide)
作用:細胞が増殖する重要な過程のDNA複製を阻害する作用。DNAの生産をストップさせる。
副作用:骨髄抑制(白血球・ヘモグロビン・血小板の減少)、嘔吐、結膜炎、下痢、発熱、脱毛、大量に投与すると言語障害、運動失調などがおこる。
HDC(ソルコーテフ:Hydorocortisone)
作用:骨髄注射で行う。副腎皮質ホルモン剤。炎症や免疫・アレルギーを抑える作用。
副作用:感染症にかかりやすい。食欲増進、不眠症、興奮、ムーンフェイス、高血圧など
DNR(ダウノマイシン:daunomycin)
作用:細胞の核酸合成過程に作用する。
副作用:骨髄抑制(白血球・ヘモグロビン・血小板の減少)、嘔吐、脱毛、肝機能障害、慢性心筋障害
VP-16(ラステット:etoposide)
作用:細胞分裂を抑える。
副作用:骨髄抑制(白血球・ヘモグロビン・血小板の減少)、嘔吐、脱毛、口内炎、2次癌(白血病・骨肉腫・膀胱癌)など
飲み薬
PRD(プレドニン:prednisolon)
作用:炎症や免疫・アレルギーを抑える作用。
副作用:感染症にかかりやすい。食欲増進、不眠症、興奮、ムーンフェイス、高血圧など
6MP(ロイケリン:6-mercaptopurine)
作用:血液中の白血球を改善する。細胞増殖に重要な意義をもつ、核酸の生合成を阻害する。
副作用:骨髄抑制(白血球・ヘモグロビン・血小板の減少)、肝機能障害、腎機能障害
DEX(デカドロン:dexamethasone)
作用:炎症や免疫・アレルギーを抑える作用。
副作用:感染症にかかりやすい。食欲増進、不眠症、興奮、ムーンフェイス、高血圧など
予防薬や副作用対策の薬
吐き気止め:ゾフラン
点滴の管から注入。
バクタ:カリニ肺炎の予防。カリニ肺炎になるとしにいたる場合があり、怖い。
飲み薬
口内炎対策:プロマック、エレースアイスボールなど
うがい薬>
ジフルカン:カビ予防
飲み薬
ノイアップ:白血球の中の好中球を増やす
点滴の管から注入。
強力ミノファーゲン:肝臓の細胞を守る
点滴の管から注入。
熱さまし:カロナール
飲み薬。
小学生程度になるとちゃんと粉や錠剤で飲める場合がありますが、小学生以下の場合、薬を飲ませるのに苦労します。
さーが入院している病院内でいろいろな子供がいろいろな方法で飲んでいます。
ある子にはこの方法はいいけど、この方法だとだめだとか、子供によって飲める方法と飲めない方法があります。
子供にあった方法を探すまでが一苦労ですが、見つけると簡単に飲めるようになります。
特にプレドニンはとっても苦い薬なのでかなり工夫しないといけません。
まず、錠剤が飲める場合は出来るだけ錠剤にしてもらいます。
しかし、プレドニンは、飲む量も多い場合もあり、1回で何錠も飲まないといけません。
その場合、1錠ずつ飲んでるとだんだんと口の中が濡れているので錠剤がとけ、苦味を感じ飲まなくなるという場合があります。
そこで、錠剤が飲める場合は、粉をカプセルに入れてもらいます。
しかし、病院によっては、手作業になるため、やってくれない場合もあります。
その場合は、自分で薬局に売っている空のカプセルを購入し、それに粉を入れ飲ませると味も感じなくて飲むことが出来ます。
カプセルのサイズは一番小さいものがよいと思います。
治療中の場合、吐き気もあるので大きなカプセルだと喉につっかえて逆に吐いてしまう場合もあります。
小さいものだと3つとか体重が多ければさらに多くはなりますが、1個が飲めれば子ども自身はあまり苦痛を感じないので問題なく飲めます。
カプセルに粉を入れる作業は大変ですが、苦い粉薬を格闘しながら飲ませるほうが大変です(精神的にも)。
私がやっていたコツは、粉薬の袋の角を本当に少しだけ切ります。
その穴からカプセルに入れることでかなり楽です。
慣れてくればその穴を大きくして早く入れられるようになりました。
次に錠剤が飲めない場合。
まずほとんどの薬が苦いです。
苦い薬に甘いものを混ぜてもほとんど甘くなりません。
バクタの場合は、500ml程度の牛乳に混ぜると全く味がしません。
しかし、1回に500mlの牛乳を飲むほうが大変なので、娘の場合は、ココアを混ぜて飲ませていると苦味がまだましになり飲めるようになりました。
ココアを毎回買うのは大変なので、病院食についている牛乳を取っておいて、牛乳で溶けるココアの粉を買ってきて薬の袋の中に牛乳とココアをいれ、薬を飲むための注射器(病院でもらえました)で吸って飲ませていました。
その他の薬もこれで飲ませていました。
ただ、プレドニンは牛乳でやっても無理です。
私も少しなめてみましたが、飲めるものじゃないです。
子供に怒って怒鳴って飲めっていうのはあまりにもかわいそうなくらい苦いです。
できれば、プレドニンは、味を変える努力はせず、何かで包んで味がしないようにする努力の方がいいと思います。
他の子供がやっていた方法は、定番のオブラート。
乾いたままだと飲みにくいのでちょっとだけ水に浸して溶けないうちに飲み込むという方法です。
子供用のスプーンに水を入れて、その中に薬の入ったオブラートを置いて、子供はすっと吸い込んで飲みます。
また、食パンに塗るためのチョコレートクリームに錠剤や粉薬を丸め込んで飲み込ませる方法で飲んでいる子もいました。
後は、こんにゃくゼリーの中に薬を入れて飲み込ませる方法。これはちょっと怖いですが(喉につまりそう)ある程度の大きさにしてやるとよいみたいです。
割と小さい子は、3歳以下の場合、味覚がまだまだなのか、そのまま粉薬を飲める場合もあります。
大きくなるにつれて飲めなくなったりもします。
娘の場合も、バクタやデカドロンは3歳の時そのまま水で、またデカドロンはシロップ(苦い)で飲んでいたのに4歳になると飲めなくなりました。
後は、先に水を口に含んでおいて、ひな鳥のように口をあけます。
その口に親が、粉薬を入れて飲ませるという方法をやっている親子もいました。
ある程度の年齢になってくると、隠れて薬を捨てる場合があります。
大きいから、チェックしないでいるとそのようなことも結構あるようです。
捨てなくても引き出しにいっぱい隠していたとか。
もし、他にもこんな方法で飲めてるよという情報がありましたら掲示板に書き込みお願いしますm(_ _)m
